DJのあれこれ [初回]


えーっと、以前Twitterの方でぼそっとつぶやいたこれ。。。

なんとなくでしたが、何気に見たいと言ってくれた方もいたのでなんとなく書いてみましょうか。


とは言ったものの、、、中々普段感覚でやってることを文章にするのって難しいですね笑

まぁ自分の備忘録的な意味合いでも書いておこうと思います。

ここに書いてあることも書いてないことも含めて、DJは千差万別。

何が正解とか無いので自分に合うかもと思う人はやってみてもいいかも。

また、これからDJやってみたいなって人や、これを読んでDJ始めてみよう!と思うきっかけになってくれたら嬉しいですね。

ではやっていきましょう。


そもそもDJってなにやんの?

そうですね。ここからかな。

難しい説明とか名前の由来とかは適当にググってください笑

説とかお話とか色々あるんで僕は何が正解かわかりません。

ラジオDJがどうだとかレゲェの現場ではどうだとか色々ありますけど、ここで言うDJはアレです。

クラブとかでお客さんに向かって曲かけてる人のことです。(それぐらい分かる)

ディスク・ジョッキーっていう言葉がありますが、今の時代ディスクを触っていない人がたくさん居ますし僕としては「DJ」っていう単語で覚えてもらっていいと思います。何の略かとか知らなくてもいいです。あの曲かけてる人がDJです。

んで、何やってるかっていうと、(一般的に)たくさんの曲をみんなが

踊り続けられるように、止まらないように、連続でかけてます。

どんな曲を選ぶの?

これはまぁ人それぞれ、DJそれぞれって感じです。イベントやパーティの内容に沿ったものをかけるDJが多いのではないでしょうか?

ハロウィンにはホラーっぽい曲をかけたり(スリラーとか)

クリスマスにはクリスマスソングかけたり

9月にSeptemberかけたり(ディスコの名曲)

アニオタが集まってればアニソンをかけたり(客層に合わせる)

とか様々ですが、要はお客さんの気持ちを高めてあげて気持ちよく踊らせてあげるのが仕事です。

イベント・パーティ以外では

ライブ

→歌い手の後ろでオケをかけたりする担当、生演奏の代役

パフォーマンス

→DJとしての業や技術をパフォーマンスに昇華したもの

バトル(おおまかに2種類)

→スキルやパフォーマンスを競う"DJ同士のバトル"

→ダンサーやラッパーのバトルのために選曲をする

総じて言えるのは、音楽かけて盛り上げるってことですね!簡単!

そうじゃなくて、、、、

わかりましたよ。。。

曲を連続にかけていくためには曲を流すマシンが最低2個必要ですね?(特殊な機材等のぞく)

小学生でもわかります。

次はこれー次はこれ―ってマシンを交互に使ってかけていくわけです。

よく機材の真ん中にあるつまみとか色々ついたやつがありますが、ミキサーって言います。

MIXER ですね。

これで両側の音楽の音量など調整してバランスをとります。そしてMIXさせます。

ここでよくわからなくなる人もいるかもしれないので補足しますが、、、

例えば、綺麗な紫色を作りたい時、絵の具は何を混ぜますか??

右手が赤でー左手が青でーちょうちょでもなくカタツムリでも真紫ができますね?

これと一緒です。

DJの最中は殆どの場合で真紫にはなりませんが、ミキサーを使うと真紫が可能です。

片方かけてるときは真っ赤なんです。でも次にかけるつもりの音は真っ青なんです。

紫を通りましょってことです。

ただ、どっちも100ずつ盛ると

100(赤)→200(紫)→100(青)って

感じになっちゃうので、音量に置き換えるとひどくうるさくなっちゃいますね。困った。

なので極力、

100(赤)→50+50=100(紫)→100(青)

だと非常に耳に優しくスムーズだと思いませんか?

実際は50/50でかけるということはほとんどないんですが、こういった具合だと思ってください。

つまみがついてまして、EQ(イコライザー)っていうのをいじるとそれに近い感じでもっていけるんですが、これはまた別のお話の時に。


ざっくりですがDJってこんな作業をクールな表情でやってるんですよね。

機材はどうするの?とか他にも導入部分で必要な事あるかもしれんけどそれはググるかすればわかりますので個々人でお願します。DMくれても全然サポートしますんでお気軽に〜。

んでこっから本題。


DJ上手くなるコツってあるの?

はっきり言うとあります。

何を持って上手いというかは人それぞれですが、上記までで触れた部分、基本作業に関してしっかりと鍛えればそれだけで上手くなります。

あんまり長々綴ってもてもアレなんでサクッといきますよ。


コツ① - 音量

音量ってどの時のですか!????って聞かれそうですが、終始、全部、いつでも、です。

今曲が流れてます。


(先日リリースしました!良かったらフリーでEPまるごとダウンロードしてね☆)

この曲が音量100で流れています。

切り替える。

次の曲が音量100で流れていきます。


◆方法1

「曲が終わりました、次の曲をスタートします。」

↑これ、別に悪くないです。うるさくないんでいいんじゃないでしょうか。お客さんの足は止まるかも知れないですけど。間でマイクパフォーマンスなんかやるのも効果的かも。


◆方法2

MIXして切り替える。

理想的ですね。「気がついたら曲が変わっていた!つなぎ目わかんねーよ!」とか言われたらうれしいですね。

あ、つなぎ目はわかってもいいです。次の曲が少しずつ聴こえてきて「わ、なんか少しずつ聴こえてきたぞ!」とか「この曲アレだ!最高のやつキタ!」とかわからせてあげるのも技です。

MIXポイントがばっちりうまくいってると、曲の構成が切り替わる部分で完全に次の曲に切り替えてあげるとダラダラ音量小さくしていって聴かせるよりよっぽど綺麗だと思います。いわゆるEDM、TOP40、HIPHOPやR&Bなんかはこの手法が多い気がします。


◆方法3

カットインする。

機材は問いません。構成が切り替わるところやここ!っていうタイミングで拍がずれないようにタイミングを見計らってバコッと次の曲へ一気に切り替えましょう。これすごい楽です。機材に慣れてくるとやりがちです。多用は厳禁。これずっとやるとメガミックスみたいになります。面白くないです。


どの方法でも気をつけなきゃいけないのは曲をかけていった時に音量が一定になるようにすることです。

音響環境、箱の形状、客の入りなどで聴こえ方が変わってくる場合もありますがひとまずはこれ守るようにしましょう。これ一番大事かもしれない。

近頃耳が悪い演者が多いです。

ヘッドホンつないだら大音量とか

フロアに居る時に居心地が悪いくらい爆音とか

ミキサーのピークメーター真っ赤っ赤とか

高音が強すぎて耳が痛いとか

多いですよ。気をつけましょう。こいつら、下手ですよ。

気をつけるためのTIPSやコツなんかは後ほど。


コツ② - 曲を切り替えるところ

コツ①の方法2 にて

曲の構成が切り替わる部分

という記述があったと思いますが、これです。

Aメロの途中で曲が切り替わったり、今からサビだって所で別の曲になっちゃうのってもったいないと思いませんか??盛り上がれないですよね。

僕の場合、せめて1サビくらい聴かせたい、聴きたいって思います。多分これが普通ですよね。


コツ①の方法1 の

曲が終わって次の曲かける

の場合はいいです。省いていきます。

☆が今の曲

★が次にかける曲

と思ってください。

リズムは4/4で。

僕がよく使う応用も一緒に書いていきますね。


◆パターン1:サビイントロつなぎ(王道)

☆サビ終わり→★Aメロ

一番ベーシックです。

例えば、☆サビの16に★イントロの16を重ねていってどちらも同じタイミングで次の構成に入っていきますよね。この両方が終わるタイミングを合わせて上げて最後はスッと★に切り替えましょう。

あらスムーズ。これ出来ないDJはいるんでしょうか?いないですよねまさか。

[応用]

ダンスミュージックでビルドアップとかサビ前の盛り上がっていく所を持ってくるのも効果的かも。

★に切り替わって聞こえる部分がAメロでもビルドアップでもブレイクでもサビでもスムーズで盛り上がるのであればいいと思います。ただし、EDMによくありがちな曲切り替わる度に毎回ブレイクが始まってビートなくなっちゃって足が止まっちゃう、これだけは避けたほうがいいかも。


◆パターン2:トロつなぎ(4つ打ちロングプレイでは王道)

☆アウトロ終わり→★イントロ終わり (途中でもOK可)

手順はパターン1と一緒ですが、☆の音数が減っていくのに対して★は音数が増えていくことが多いです。結構使える。ロングプレイでも4つ打ちじゃなくても使えます。

まぁどんなでもいいから☆アウトロを使ってやるパターンだってことです。

ただ、毎回アウトロ待ってたら曲数も限られてきますね?困りましたね。。

ってことで応用。

[応用]

☆サビと☆大サビをわからないように入れ替える→☆大サビ終わってアウトロ→★

みたいなつなぎ方をしたりします。

CUEを打っておいて一気に飛ばすか、両方に同じ曲を用意してサビから大サビへタイミングを合わせて一気に切り替えましょう。縦フェーダーよりクロスフェーダー(横フェーダー)の方がいいんで普段ポジション真ん中で縦だけでMIXしている人はやりづらいかもしれない。

この辺につながる部分をここから先書きます。

実際は応用編かもしれない。


◆パターン3:すり替え(ブラック・ミュージックかける人は使えたほうがいい)

☆のある部分→★のある部分

これ何のことだよ。って思うかもですが、HIPHOPやR&Bの場合、サンプリングしている音源が全く同じ場合や、曲のいち部分をサンプリングしたポイントがあったりします。

サビが同じであればサビ終わりから別のアーティストの曲になっていたりとかすると面白いです。

同じ曲だけど原曲からカヴァーver.に気づいたら変わってたりとか面白いと思いませんか?


Skrillex and Diplo - Where Are Ü Now with Justin Bieber

から

Craig David - 16

のサビが入ってきたらすごいクールじゃないですか?「うおっ!」ってなると思うんですよね。

それか普通にWhere Are Ü Nowのサビ終わってラップが始まったら疾走感が増して盛り上がると思うんですよね。これ現場でやると生っぽくてイイんですよ。

サンプリング元からサンプリング曲へみたいな。年代も超えられるので展開を変えていくのにイイと思います。

現場でやるのは難しいって場合はそういうEDITを事前に作って仕込んでおくといいかもですね。

もしかしたらDJ CITYとかDJ POOL系のサービス使ってる人はそういうの見つけて使ってるかもしれないけど。(オレは基本使わないんでほとんど知らない。)


それとかラッパーって口癖のように使うパンチラインとかお決まりのセリフみたいなリリックが合ったりするんで、そこでカットインして同じラッパーの別の曲に切り替えちゃったりとかもいいですし、Aのラッパーの曲中のパンチラインからそれをサンプリングしているBのラッパーの曲部分へ飛ばしたりとかも説得力あっていいんじゃなかろうかと。こういうのはブラックミュージックだけじゃなくて色んなジャンルでありえます。サンプリングって文化から手法に切り替わって色んなジャンルで使われていたりするので。


◆パターン4:マッシュアップMIX(これまじで使える)

☆アウトロ+★Aメロ

☆アウトロ+★サビ

☆アウトロ+★ブレイクメロディ(ボーカル含む)

☆アウトロ+★アカペラ 


パターン2のトロトロつなぎ のところでも触れましたが、アウトロを積極的に使っていくやり方が非常に効果的かなと思います。めっちゃ使います。

音数が多すぎず、長いアウトロビートがある場合は、Aメロでもサビでもブレイクでもアカペラでも重ねて見よう!っていうやつです。

☆アウトロが64ある場合に、アウトロスタートのタイミングで★Aメロスタートさせる(音量全開でもいい)とあら不思議。ビートのないAメロでも踊り続けられますね!!

っていうことです。

これが★ブレイクに変わってもいいんじゃないでしょうか。聴かせたいブレイクなんだけど足は止めたくないだ!っていうDJさん、これやろうよ。

PCDJやCDJの場合、ループ機能がついてると思うんで事前に仕込んでおくか、リアルタイムでココだ!ってポイントで8、16、32なんかで☆のビートだけの部分をループさせてみましょう!

ほんで★を重ねるだけです!

ただし、音量の調節とEQの調節はしっかり自信を持ってやりましょう。僕の場合、EQで不自然に重なる部分は切り気味で音量MAXでスタートします。(若干調整はします。)

→DJが自信なさげだとお客さんもそれを感じておどれなくなってきます。楽しくなくなってきます。


この手法やるときは音量が徐々に上がっていくのも場合によってアリですが、大抵MAXでスタートした方がガツンとしっかり聴こえていい感じになると思います。ロングMIXで少しずつ聴かせたりして遊びたい人は徐々にEQをいじったりエフェクトかけて遊んでみたりしてもいいかも知れないですね。ロウパスハイパスなんかもいいんじゃないですか?

フェーダー扱うのが上手い人はメロディやボーカルをカットアップする感覚で切ったり聴かせたりして遊んだらワクワクして楽しいですよ!(オレめっちゃやってる。。。やってる側も楽しい)

アカペラを使う場合はその後どういう展開にするか考えておかないとテンパります笑

しっかり仕込みましょう。

僕の場合は

☆アウトロ+★アカペラ→★サビ(大サビ) とか

☆アウトロ+★アカペラ→★アカペラ+▲イントロとかにビートをすり替えして別の展開に持っていったりもします。(▲は次の次の曲、☆と同じ側で流す!です笑)


[スーパー応用]

EQと音量、外音の出方が把握できてなおかつ調整が上手い方限定。

☆サビ(ボーカル無し)+★サビ(ボーカルあり)

とかやってみてもいいんじゃないですか!!!!!!!???????

たまにやります。事前に曲のキーを調べておけば不協和音にはならないのであとは腕次第。

これがほんとのマッシュアップMIXですね!


◆パターン5:その他(また思いだしたら追記しようかな。。。)




コツ③ - 選曲

これは任せる!笑

客に合わせるも良し。

イベント、パーティの趣旨に合わせるも良し。

今日来てくれた大好きなあの子の好きな曲をかけるも良し。

リクエストに答えるも良し。

自分の曲かけて盛り上がるならそれも良し。

正解なんてないんです。

フロアを盛り上げましょう。自分の選曲でフロアをコントロールしましょう。

選曲についてはそれだけで語る回も後々つくります。


とまぁ、ずらずらと書いてみましたがいかがだったでしょうか?

こんなのすでにやってるよ!っていう方いましたらあなたは多分基本作業としてDJ上手いので別の何かを探していきましょう。自分も同じっす。基本ができていてもDJとして売れるわけでもニーズが増えるわけでもないですが、この辺りできてなかったら実際使い物にならんっす。笑


逆をいえばこのあたりの基本作業のレベルが向上、安定すれば


何をかけてもどんなジャンルでも

スムーズに思い通りに幅広く

バラエティ豊かにプレイできる


と思います。

選曲の幅が広がることがレベルを上げる事につながるかはわかりませんが、出来ないより出来たほうがイイです。スクラッチなんかもそうです。出来ないよりも出来たほうがイイと思います。

まぁ出来なくてもイイんですけどね笑

ひとつのジャンルや手法を突き詰めていくのもいいと思います。

DJそれぞれ。

みんなで自分のDJ向上させて楽しくDJ LIFEやっていきましょ〜!


次回は多分、現場で役立つEQのTIPSとかエフェクト、フィルター、使用機材に付随して使える機能とか色々書くと思います。

眠くなったんでまた次回。

またTwitterの方ででも読んだ感想とかここはどうやる?みたいなのくれてもみんなで楽しくリプライしあえるのでいいと思いますし、そういうネタで書くこともあるので是非★


少しは参考になると思うので先日datafruitさんからリリースした僕のMIXもよかったら聴いてね!


ではまた〜



⚡SOLA KALANO CHIKALA⚡

平成元年生まれ、福岡北九州を中心に活動するDJ / TRACKMAKER。 お知らせや感じたことを書いていきます。

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