DJのあれこれ [二回目]

ふぅ〜〜〜。。。

ちょっと脱線して一.五回目とかやっちゃいましたけど、二回目!

やっていきましょうか。


前回は、


次回は多分、現場で役立つEQのTIPSとかエフェクト、フィルター、使用機材に付随して使える機能とか色々書くと思います。


で終わっているようです。怖いですね。忘れてました。そして、僕の家にはタンテもCDJもミキサーもない!笑

怖いですね。。。僕は何を書くんでしょうか。

まぁまぁ、身体に染み付いてることを書いてくんでよかったら見ていってやっておくんなまし!

では


現場で役立つEQ

色々ありますし、状況でかなり変わってくるんですがやれそうなやつ、書いていきますね。

また前回と同じように

☆が今の曲

★が次にかける曲

でいきたいと思います。


切らなくていい

なんなんでしょうね。日本語って難しいです本当にね。何のことだよ。


TOP40、HIPHOPを通ったDJさんにありがちなみんなが気づいてない部分です。

「LOWを切る」です。


よく若いDJがLOWを全切りした状態で★をスタートしている光景を目にします。

なんでなのかなと考えましたが、これキックを当てないようにしているんだと思います。

いいですか?

キックを当てないようにしているんだ

って事です。これは正解なんです。なんですけど、、、、

そういうDJさんは多くの場合に、どんな曲でもLOWを切ってスタートしているんですよ。

どんな先輩から教わったんだ、と思ってしまいますね。

キックを当てないってことを教えて無いんだと思います。非常に哀しい。

わかりやすくキックと言っていますが、要は同じ要素の音を当てないってことです。

ベースが盛盛の曲にはキックじゃなくてもベース当てちゃいけないからです。音が必要以上に大きくなると同時に不協和音にもなる確立が高いからですね。

それとドラムが混ざった時に細かい音が全部聴こえてしまってリズムがわからないビートになりやすいからです。


メロディ(MID、HIGH中心)がメインで始まるイントロの曲をMIXしていくときには、よほど☆のメロディと不協和しなければ★のLOWを切る必要なんかないんですよね。

これが「切らなくていい」です。

こういったプレイをするDJさんの多くが、☆のMIXポイント終わりらへんになるとガツッとLOWを全切りしたりする傾向が強いです。MIXポイントの最後の切り替わるぞ―ってところがスッカスカになってることが多いんです。どっちかの音は残してあげると自然になります。

勿論、わざとそういう風に聴かせることもあります。自分もやることあります。

でもそういうときって「ココからこの曲だぞ!」って強く思ってる場合が多いです。毎曲毎曲やったりしないです。緩急がつかないからですね。

また、切らないほうが音量が安定する場合があります。切らなくていい音域は切らないほうがグルーブも保てると思うので気をつけたほうがイイかもしれないですね。


切ったほうがいい

これです。これ一つが武器になるんですよ。

さっきと逆です。切りましょう。何の話ですかって感じですが


LOWは勿論先述の要領で切る、切らないを判断するとしてここでの問題は

MIDはどうするのか。HIGHはどうするのか。です。

特にHIGH。

うるさいDJさんがほんとに多い!:(

MIX終わりらへんに従って盛り上げのためにHIGHを少し攻撃的に足すことはあります。一瞬ですけどね。

でもLOWの操作にとらわれてHIGHを触らない人がほんとに多いと感じます。

2曲のHIGHがぶつかってキンキンなってる現場に遭遇することありませんか??

それって大半がこれなんですよね。

耳がキーンってなった状態で★に突入して聴かせたい一発目の音が綺麗に聞き取れなかったり、うるさすぎてフロアに居れないからバーカン行こ〜ってなったらすごく勿体無いことだと思います。

大きな音で音楽楽しめる場所でうるさいから避難したくなるってほんと掌返しですよ。辛い。

HIGHが多いなって思う曲のときには若干切ってスタートするほうが無難ですし、MIX終盤には☆のHIGHは少し落としたほうが大抵うまくいきます。スムーズになります。

そして音量の安定にもつながってくるわけです。

MIDもそうです。MIDの場合はぶつかるととくに不協和音の元になりやすいです。キーが合ってればいいのか?って思いがちですが、そうでもないです。メロディとメロディはなるべくぶつからない方がいい。少しだけ聴かせるっていうのイイと思います。つまりは音量。

ちょうどいいなっていう音量があると思うのでそこを狙いましょう。

キーが少しハズレていても逆に面白く聴こえる場合もあり、生っぽく、新鮮さが増します。

また別の回で真面目に書きますが、DJの技やコツみたいなものって言ってみれば

「ごまかし」の技なんですね。元々別のものを混ぜるんです。「ごまかし」が上手ければ合ってるように聴かせられます。下手だと、曲同士が喧嘩しちゃうんですね。

「ごまかし」が上手くなると「技」になるんですね。そんでMIXする行為が芸術になるんです。

あくまで僕の表現なので「ごまかしなんて言い方は良くない」とか言うのはやめてね笑


切る時のTIPS

んでここです。切り技。

◆徐々に☆DOWN+徐々に★UP (ロングミックス向け)

ロングにミックスしていく場合には、時間がある分少しずつ時間をかけて帯域毎に音を減らしては足し、減らしては足しを繰り返していくのがいいですね。

ほんとは縦フェーダーの画像でも出して説明するのがいいんでしょうけど、ミキサーのフェーダーって機種でも個体でもカーブが違うので敢えてそれはしないです。

気をつけるところは、MASTERのメーターと出音の雰囲気です。(雰囲気って笑)


やはりベースとしてキックが非常に重要だと思うのでキックを主にしてやっていきます。


→LOWを例えば全切りした状態で★を少しずつ上げていきます。

→MIDとHIGHが聴こえてきますね。いい感じです。次の曲のリズムやメロディが入ってきました。

→縦フェーダーを挙げすぎない程度で★LOWを足していきます。(場合によっては縦フェーダーMAXまで上げてもいいと思います。僕はMAXまで行くことが多いです。)

→次第にLOWがぶつかっていきます。キックが強い感じがしてきます。

→強い感じが何となくする時点ですぐに☆LOWを少しだけ切ります。10時とかですかね。ここも個体差があるのでここって言えないのが難しい。

→LOWが減りすぎないように注意しながらLOWを入れ替えていきます。これに合わせて少しずつMIDとHIGHも徐々に徐々に入れ替えていきます。(入れ替えると言ってますが少し聴かせてもいい)

→最終的に☆の音量が0になるまでゆっくりゆっくり小節毎に下げていきます。

→曲が変わってる!!!!???


4つ打ちの現場でベーシックなやり方ですね。これを丁寧にやるだけで全然違うんですよ。グルーヴってやつとかバイブスってやつが保たれるんですね。非常にスマート。こういうプレイをする機会はあまりないですけどね笑


◆載せ替え

上で書いたやり方で★の縦フェーダーMAXまで上げます。EQには少しだけ注意しましょう。うるさくならないように。


→★縦フェーダー上がった。いい感じに音が追加された状態。

→小節の切り替わる部分手前数拍で☆のLOW全切り

→次の小節頭の一拍目から★のLOW全開でキックを出す。

→後は徐々にMID、HIGHを入れ替えていくか、曲が変わるタイミングでサクッと切り替えましょう。


マッシュアップMIXに近いかもしれないですね。でも聴いた時の質感はリミックスする感じに近いと思います。聴いてみないとわからないと思うので一度機材で実践してみるとわかります。

面白いんです!是非やってみて!!!!!


◆埋葬 / 昇天 = 甦り

またわけわかんない言葉がでてきましたね。。。困りますよね。。。

簡単に言うと

ロウパス、ハイパスのみをメインに使ってEQつまみを触りすぎないMIXです。

パターンが色々アリすぎて難しいんですが、わかりやすいものを。


[埋葬]

★がある程度鳴ってるなってレベル付近で☆にパスをかけて抑えていく。

このときはEQがHIGHかLOWに集まってしまうので音量自体で調節をするか少しだけつまみをいじって調節。全体音量が小さくなりすぎないように★の音量も調節してあげるとスムーズ。


[昇天]

☆をどちらかのパスで90%くらい殺して★を同じパスをかけた状態でスタート。

この時箱の音環境に合わせて、無音にならないように注意するべし!

☆は殺した状態で同じ程度かけた★のパスを少しずつ弱めていって最終的にパス0。

曲が変わってる!!!!

長いブレイクやループがある部分同士を合わせると効果的かも。


※ロウパスをかけて殺していく方を埋葬、ハイパスをかけて殺していく方を昇天と読んでいます。

結果的にどちらも舞い戻ってくるので甦り(よみがえり)と呼んでいます笑




全体的にこれらの方法を取っていく間でミキサーに付属するエフェクトなどをかけていっても面白いかなと思います。「ごまかし」「小細工」大いにやっていきましょう。

EQだけじゃなく、ECHOやDELAYをかけてフェーダーを0まで下げたり、REVERBを使って音を広げてふわふわさせている間に★を混ぜ込んでいく、なんてのもアリなんじゃないですか?

ただ、多用は厳禁でしょう。エフェクトに頼りすぎるプレイが身についてしまうと、つまみやフェーダーの操作がだんだん疎かになっていきがちです。

あくまでも、エフェクト無しでつまみとフェーダーだけで綺麗にスムーズに、面白く聴かせられるんだぜって所までは絶対的に練習をしたほうがいいと思います。

ベースとして操作がスムーズで自信を持って扱えるようになった時にスパイスとして使っていくのがいいと思います。めちゃめちゃかっこよくなると思います。



と書いていきましたが、機材に左右されてくる部分はまた個別の回でまとめる事にします。

めちゃくちゃ長くなるので笑


大事なポイントは


EQだけでMIXはスムーズになる
EQで心地よい音色にする
EQを使って普段聴いてる曲を違う形で聴かせてMIXする

です。

普段聴いてる曲がDJによっては違って聴こえたり、狙って思い通りに色をつけたり

DJはナマモノ、ある意味生演奏、LIVEなんだってことを忘れずにプレイしていきたいですね。


ただ曲を流す、MIXする。ではなくて

自分の「技」や「色」を載せてみるのもいいんじゃないでしょうか。

それがプレイの「味」になってくると思いますよ!

そのためにもEQで味付けをしたり

エフェクトで香り付けしたり

オーディエンスが体験したことのない「美味しい」音楽をやっていきましょう!


DJブースはクラブの司令塔、花形

オーディエンスからしたら主役として見られる事があります。

でもやっぱりフロアの主役は踊ってくれてる、楽しんでくれてるオーディエンス一人ひとりなんですよね。

だからこそ精一杯、真正面から向き合って最高の「味」出していきましょうね!!


次回は少しTIPSとかじゃないけど重要な事も書いていこうと思います。


最近九州も寒くなってきました。。。。先日は初雪でした。いきなり積もって道路大渋滞で会社に行けない事態になりかけた。。。。

風邪引かないように気をつけていきましょうね!

あと!

クラブは風邪やインフル貰う率が非常に高いのでDJ各位ほんとに気をつけましょう。

手洗い、うがい、マスク。

大事ですよ〜。大事なブッキングを病気でパスするのはほんとに辛いので!

(過去数回あり、とほほ。。。。)

僕の初雪ちゃん聴いて元気だしてね!




ではまた〜













⚡SOLA KALANO CHIKALA⚡

平成元年生まれ、福岡北九州を中心に活動するDJ / TRACKMAKER。 お知らせや感じたことを書いていきます。

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