DJのあれこれ [三回目]

はてさて、どれくらいの方が読んでくれているかわからないですが

やっていきます。

前回は、何やら「重要な事」を書くと言い切ってしまいましたね。くそぅ。。。

自分のケツに火をつけるスタイルでやっていってるみたいですね、このブログは。

最近は本当にツイッタラーとブロガーをやっているようなSTAR JAXXです。

Friendsに投げたい曲の制作もぼちぼち進んではいます。

あと頼まれてたやつはもうすぐ色々調整とか終わるんで個別に連絡しますね!

っていうことで[三回目]、いきましょう。

今回は、TIPSとかじゃないです。

DJをやっていく中で考えておきたい事。

かなり僕自信の感情が入っていると思うので、気を悪くしたり何言ってんだこいつ、と思うかもしれないけど読んでみてください。


DJを続けていく方法

DJってアマチュアが多いです。

DJをしてお金を沢山稼いでいる人は少ないです。

人気のDJさんでも、実際は昼間に違う仕事をしていたり、別の才能でお金を稼いでいたりします。

DJをして生活ができれば一番いいよな、って思うことあります。

だったらどこからそのお金を生み出すのか。

考えてみましょう。


オファーを取ってギャランティを稼ぐ

いきなりハードルが高いですね。ここがもう難しいんです。


●ギャラっていつからもらえるの?

●いくらが妥当なの?

●オーガナイザーや箱からギャラ無しでオファーされる...


色々あると思います。

はじめの内はギャラなんてないです。回す時間もOPENとかだと思います。

自分がかけたい曲をかけられない、もっと輝けるタイムに行きたい、色々あるでしょう。

そんなのはコツコツと実力上げてくしかないです。

オファーは増えるけどギャラ無しばかり、って人多いと思います。

ギャラ無しでも出たいか、そうじゃないか。

これに尽きます。

場数踏みたいなら出るべき。ギャラを考えて断るのもあり。

自身のアーティスト性や実力を客観視して判断しましょう。

いろんな人に「自分が出演するならいくら払える?」って聞くのもいいと思います。

そこが妥当の金額かもしれない。


ただ、断り続けるとそのシーンから居なくなります。

地方ローカルでは特に。

若いDJは毎年増えます。客層や顔ぶれも変わってきます。

しばらく経ってシーンに戻っても、呼べる客も居ないし、知ってる人も全然居ないってことあります。実力さえあれば、またコツコツと認知していってもらえると思いますが。

でもそのシーンが今の自分にとって必要かを考えた方がいいです。

手当たり次第オファー受けて

ギャラ無しで週末を食いつぶして

成果は得られないかもしれない。

でも、今からガンガンやってくんだって人にはあえて言います。


出ろ。ジャンルとか関係なしに出まくって経験して、いっぱい失敗してガンガンうまくなれ。

経験が一番の糧。経験なくても売れていく人は才能。もしくは家でめちゃくちゃ考えて練習してる。


ギャラ無しオファー。

僕がオーガナイズする場合は、少なからず演者全員に何かしらの利があるように心がけます。

最低限の交通費や飯、ゲストさんと交流できる機会を作ってあげたり、直近でリリースなどあるローカルアーティストがいれば、あえてRelease Guestという形で区別してフライヤーにも載せたり、その人が喜んでくれそうなサポートを最大限やりたいと毎回思っています。

自分のパーティに出てくれる人たちには少しでも人気が上がったり、ファンが増える、露出する、機会を提供したい。


ただ、そうじゃない人も多いです。

パーティの収益で飯を食う人。います。

その人にとってはそれが仕事なので悪く言っているつもりは全くないし、ビジネスはものすごく大事な事だと思います。

演者や"下"に対して少しずつでもばら撒いてあげられる仕事人は優秀だと思います。

そういう人のパーティだったらずっと出続けてもいいのかなと思います。

それが、「あなたの目指す場所」につながるのであれば。


「あなたの目指す場所」が

もっと色々な所の色々な人に音楽を届けたい

この町規模で終わりたくない

もっともっと有名になりたい

だったとしたら

遠回りかもしれない。


地方出身のローカルアーティストが急に売れた時によく聞くこんな話があります。

「いくら全国区で頑張ってても地元ではあいつの事知ってるやつなんかいねー」

ってやつ。

どうでもよくね?笑

僕自身まだまだ地方ローカルのレベルなので言われたことないです。言われるレベルになりたい。。。。。。。

そういう風に言ってくるやつ、大体はレベルが低くて外に出るのが怖くて地元で年食ってでかい顔してるあったけーやつです。無視していい。


遠回りかもしれないっていうのはそこです。

いくら自分の先輩がかっこいいと思って信じてついていっても

その人の今が、未来が、同じ状況ならついていく必要がないってことです。

勿論、盗める技術や学べるところは大いにあります。勉強する気持ちでシーンにいるのはいいでしょう。

ただ、数年経った時に変わってないと思ったら、そんなシーンやしがらみは振りほどいて、一度外を見てみたほうがいい。

これ、自分の後輩にも下世代にも言ってます。

僕を必要としなくなったシーンが出来たのならば、それはそれでいいんですよ。

そこにしがみついて「どうにかDJやらせてもらって」そんな惨めな事ないです。

一生ギャラ無し(もしくは多少のギャラありor箱と契約)でDJしても

それ以上に

お客さんが楽しんでくれるだけでやりがいを感じて一生続けられるって人はそれでいいと思います。

地方のローカルを支えるシーンの柱になって欲しい。

そういうDJも絶対的に必要だと思っています。

ローカルの後輩をしっかり育ててあげられるシーンの父親的存在は必要不可欠。

じゃないとシーン事態が終わってしまう。

ただ、自分がそうじゃないと思うなら外を見よう。

しかしながら勘違いは禁物です。

オレならやれる。オレならもっと上に行ける。って自信を持てるまでは修行と思ってしっかりやりましょう。一生勉強。


外を見るってなにするの?

人によって違いますけど、僕はTwitterをやるようになってから遠くのアーティストや作曲家、ラッパー、歌い手、色々な知り合いが増えました。同じような気持ちを持ってる人の作品に触れたり、少しずつでも交流することで新しい何かが生まれました。

TwitterやってなくてローカルDJばかりしてた時の数倍以上、自分の音楽を聴いてくれてる人がいます。それだけでも意味があると思います。

曲作りを本格的にやり始めて、発信することの意味がなんとなく分かってきました。

「知ってもらう」ってことです。まずは。

この辺のことは、PIANO FLAVA氏(@piano_flava)のブログでも記事があったので、読んでみてください。

http://piano-flava.com/

あえてその記事に直接飛ばさないのは、色々な内容を読んでみてほしいからです。

彼は、Twitterで仲良くさせてもらってるラッパー/トラックメイカーのFlux氏(@Fluxjjj)のOMOIDEレーベルさんからのリリースのアルバム「Rafflesia」でも提供されてますね。


知ったのは最近ですが、ビートもマインドもかっこよくて僕が尊敬してるビートメイカーの1人です。ラッパーさんはビートお願いしてもいいかもしれないです。推します。

ただ、この記事をきっかけにして頼まれる場合には最低限度の礼節は守ってくださいね。

若いラッパー、素行が悪い子が多い現実があります。みんながそうじゃないけど、どんだけラップが上手くても礼儀ひとつで実力無いのと一緒。そういうやつはまじで嫌いだし、そんなやついたら確実に制裁するよ?笑


脱線しましたが、

DJを続けていく事にはいくつかのパターンがあります。

●有名になっていく、ステージを上げていく

●ローカルでシーンを支えていく

●こっそり家で、仲間内で楽しむ

最後のやつは省きます。だれでも出来ると思う。TVみるのと一緒ですもんね。

上2つのパターンのDJ、どちらもすごく大事なんです。

ローカルでやってくんだって思ってても、実力を上げて視野が、世界が広がっていくと

一番上のパターンに移行していくことも大いにあると思います。

ちなみにですが、自分は最初から一番上のパターンを目指しています。


ギャラはいつからもらうのか。

もらいたいと思ったらもらっていいと思います。

ほしいときは積極的に訴えていくべきです。

曲を買うにも機材を保つにも絶対的にお金は必要。生活を削るのにも限度はあるはず。

若い内は日雇いとか頑張ってお金つくるのもいいですが、年齢重ねるとそうも行かなくなります。

時間とお金、めちゃくちゃ大事です。

よくある話で

「先輩がもらってないから、後輩がもらいづらい」みたいのあるから、後輩が出来て一端のDJになった人は自分から貰うようにしないと後輩がかわいそうです。その辺はシーンの中でのバランス取りましょう。しっかり頑張ってる人が貰うギャラは間違ってない。

それか、「オレはいいから、彼らの分は出してあげて」ってオーガナイザーにお願いしてあげてください。

まぁ、オーガナイザーが許すなら、ですけど。

これはDJ以外の表現されてる方もみんな一緒なんじゃないかな。


いくらが妥当か。

知りません。笑

ご自身で設定してもいいかと思います。

オーガナイザーから条件を提示されて、納得出来るならそれでいいと思います。

よく、プレイヤーじゃない方から聞かれます。

「DJって儲かるの?結構もらってるんでしょ??」

もらってないです。

あまりこういう話するといやらしいのでこういう機会にしか書きませんが

[STAR JAXXの場合]

基本|¥10,000から¥20,000 + 交通費などその他かかる経費

でお受けしてます。

ですが、それ以上の何かがあればディスカウントもしますし、間柄にもよりますね。

イベント内容やローカルでの集客のレベルなど色々あるので応相談でいつも受けています。

逆にコンテンツが多いとか、超長丁場、責任が重い、といった場合にはそれ以上の案件もあります。

しっかりと腹を割ってオーガナイザーさんとお話をしましょう。

声がかかったということは、少なからずそのイベントに必要とされてるってことです。

お互いに信頼できるのであれば、納得できる条件を取るのもいいかも知れないですね。

オーガナイザー、演者ともにお得になるような案がある場合には積極的に打診してみるのもいいんじゃないでしょうか。

今回は交通費のみで行くから、〜月くらいにもう一回呼んでね!とか

収益が¥~~~~円以上上がったら、~~~円お支払します!とか

お互いの人脈を使って、2デイズとか組んでもいいかもですね。

2つのイベントで交通費を折半しましょうよ。2イベント出演できてお互いに経費を削れる。

オーガナイザーは、交通費的なところがあるので遠いところから演者をお呼びする際には早めにオファーしてなるべく安く抑えたい旨をしっかり伝えてもいいと思います。

演者としては何よりも出演することに意味を持つ場合が多いです。

だからって安く買い叩けって意味ではないですけどね笑

納得が一番大事。


DJ以外で稼いで続けていく

これが現実的かもしれないですね。知ってる人の殆どがそうです。

あの有名なDJが他に仕事やってる!?とか

あんだけ楽曲をメジャーで出してるのに他の仕事しなきゃいけないの!?とか

よくあります。

現実はそんなもんです。

メジャーレーベル、一部の界隈に特化してファンがついてるレーベル

しっかりと仕事として経営出来ている箱

プロダクション、事務所

などと契約をすると可能かもしれません。

でもそれは


●SNSのインフルエンス力(りょく)

●めちゃくちゃイケメン

●めちゃくちゃかわいい

●めっちゃ音楽の才能ある

●こいつがいないとレーベルが成り立たない


とかじゃないと難しいと思います。

地道に音楽をやっていくには、一般的な仕事で生活をしていかなければいけないですね。

仕事選びは任せます。あなたの人生なのであなたで責任を持つべき。

ひとつあるとしたら、土日祝休みで無理なく生活出来るレベルの給料をもらえる仕事がいいかもしれません。

あなたに別の才能があるなら、それを仕事にして自分を売っていくのも大アリです。

ファッション、デザイン関係などいいと思います。

料理が得意なら、知り合いのパーティに出店してもいいですね。

こういうのは生活するための仕事じゃないにしろ、発揮していくべきです。

別の才能で集まってくれた人たちは、あなたの発揮したい才能を応援してくれるはずです。

ちなみにですが自分の場合は昼の仕事でデザインをやっているので、フライヤーなんかのデザインを頼まれることもあります。DJやっているのを知っている知り合いだったら、フライヤー制作と出演セットで!って言ってくれたりもするので、そういうのもいいですよね。


生活に負担をかけてまでやり遂げたいと思うなら頑張ってみてもいいかもしれないですが

おすすめしません。

若い頃にそれが原因で借金をしたりした事があります。あの時の自分はどうかしてたと思います。

焦っても仕方がない。コツコツやっていくのがいいと思います。


経験、場数というものは単に数字だけでの価値ではないです。

知り合いが増え、先輩後輩が増え、仲間が増え、ファンが増えていきます。

減っていく人は何かを間違っています。

DJなのか、根本の人間性なのか。周りの声はいつも正しいです。

どうせやってくなら、自分も誰かを応援して、応援してくれる人たちに楽しい時間を提供して時にはファンサービスや恩返しもしていきたいですね。

そうやっていけば応援してくれる人の数も増えていくのかなと思っています。

自分もまだまだなので、頑張っていきます。良いと思ったら応援してくれると嬉しいです。



自分が体験したことなどをベースに書いているので、中々理解しがたい方もいるかもしれないです。

僕が売れているわけではないので、僕の言ってることは間違ってるかもしれない。

でも

そういう考えをすこしでも持って活動していけたら、少なくとも僕レベルのDJにはなれます。

これでも一端のDJです。


続けていくってなんでしょうか。

辞めないこと、現場にいること、活動をしていること?

それって単に「DJを"やる"」ってことですか?

あなたの生活の一部に「DJ」という行為があるだけですか?


辞めるってなんでしょうか。

機材を手放す、現場にいかなくなる、活動をしなくなるとか?

辞めるとか言わなくていいじゃん。気が向いたらまたやればいいのに。

50歳でも60歳でもいいじゃん。DJに資格なんかないよ。

辞めるっていう感覚はこれから先も無いと思います。現場にいなくても多分一生DJです。

続けていくことは確かに難しい。

でも考え方を変えてみてよ。

辞めるっていう概念を持つこと自体が僕にとっては難しいです。

「DJやってます!」って自己紹介されてもうーんと思っちゃうけど

「DJとして頑張っていきたい!」って言われると応援したくもなります。


「DJの〜〜です!」って言われると「よろしく!マイメン!」ってなります。

※これは僕の好み、感覚の問題です


オレはDJです。

これからもDJでいきます。信念をもって。

この記事を呼んでくれたあなたと、いつかどこかのパーティで会えたらいいなと思っています。

遊ぼう。踊ろう。

必ずそこまでたどり着いてやると、再確認をしてこの記事を〆ます。



最後に

オーガナイザー様各位

呼んで頂けたら絶対的に損はさせない自信はあるので気軽に呼んでください!笑

早めにオファーいただければスケジュール、交通費、諸経費面の調整は最大限やらせていただきます故。

ジャンルも界隈も関係なしです。やれます。

気軽にDMもしくはリプなんかで話しかけてくださいね。


今後共よろしくお願いいたします(๑´ڡ`๑)


⚡SOLA KALANO CHIKALA⚡

平成元年生まれ、福岡北九州を中心に活動するDJ / TRACKMAKER。 お知らせや感じたことを書いていきます。

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